「ちはやふる上の句」観た。 ネタバレ注意。 マンガ的ストーリーと、マンガ的演出はきっと別で。前者はありだとしても、後者は絶対的に否の立場で、まあ、世間的にはどうか知らないが。 つまり、マンガ的なことをそのままやる演出は映画としては無しではない…
「バーバー」観た。コーエン作品。 無口で意思表示をほとんどしないタイプの主人公であるが、そうであるからこそ、強烈な無意識というか、そういうのが周りに伝播しているかのようで、 無意識の引き寄せなんて書くと、完全にスピリチュアルな感じになり過ぎ…
「ジャーヘッド」という戦争映画、観た。 作品紹介欄には「戦争アクション」と書かれていたけど、アクションは皆無。そういう意味では期待通りではないが、まあ、観る前からわかっていた気もする、 アクションというか、戦争映画なのに戦闘がない。というこ…
「ニューヨークニューヨーク」観返した。 この作品の主人公、ある意味、「タクシードライバー」とか、「キングオブコメディ」などの主人公たちと同じくらいヤバい人物で、しかし彼が犯罪者側に落ちていかないのは音楽の才能があったから、その一点でのみで、…
「クリミナル」という映画観た。インディ―映画って感じで、低予算ゆえに街の雰囲気がリアルで、それが良い方向に転じている例。 しかしストーリーは微妙。納得いかない。小ネタのリアリティもない。妹とか弟が出て生きて、重要人物と化す展開も「え?」って…
「サマーフィルムにのって」観た。 マンガアニメ的リアリズムな作品で、ある意味、映画ではないと言えるのだけど、それゆえ、面白いとも言えるし、新しいし、凄いものであると感心もするが、 しかし映画作りがテーマの映画でもあって。その癖、最後は演劇で…
「シビル・ウォーアメリカ最後の日」観た。 ネタバレ注意。 香港人のジャーナリストが殺されてから、最後までの流れは凄い。ホワイトハウスに乗り込んでいく兵士たちと戦車、装甲車、これほど派手なアクションシーンというか派手な破壊が描かれるとは思って…
「家族ゲーム」観た。 登場人物たちはシラケてて、虚無的というか、何というか、とにかく冷たさの方向性に針は振れていて、 であるにも関わらず、というのも変だけど、主人公の少年の目的は達成される。熱血的な物語と同じように、最後は夢が叶う。 その夢と…
「オッペンハイマー」遂に観た。ガッカリ感が凄い。まあ、別に期待してなかったけど。何となく評判を見聞きして、予想していた気もするのだけど、しかしこういう作品だったのか。 ネタバレ注意。 内容に対するガッカリではなくて、形式というかスタイルとい…
「ボーはおそれている」観た。 前半の映像の濃密具合い、凄い。評判以上に面白い、と思いきや、後半というか、終わりの方の失速感は、けっこうなもので、 ネタバレ注意。 意外性がないのか、母親が生きてても、そうでしょうねって展開。母親に主人公は罰せら…